印章供養祭について

現在の日本における印鑑制度は、明治6年10月1日に太政官令による「個人の実印制度」の施行に始まります。昭和42年、印章業を専門とする業者の唯一の公式団体である公益社団法人全日本印章業協会では「実印制度」が施行された日を記念して、毎年10月1日を「印章の日」と決めました。各地の印章業組合ではこの日の前後に「印章供養祭」を行っています。

この「印章供養祭」は組合員が日頃お世話になった印章への感謝の気持ちを込めて供養させていただくと共に、印章業を生業とするものとして、社会生活における宝器であり時には人の人生を左右する印章を決して粗末には扱わないこと、常に人々の安全と信用を守るため心を込めて印章を彫刻することを誓うものです。

印章供養をご希望の方へ

毎年10月1日前後の日曜日に、広島駅近くの國前寺(こくぜんじ)にて執り行われます。例年、午前9時30分から受付を開始しておりますので、印章の供養をご希望の方はお気軽にご参加ください。また、当日のご都合が合わない方は、各組合加盟店舗にて事前にお預かりし、責任を持ちまして当日、代わりに供養させて頂きます。事前のお預かりに関しては、お近くの組合加盟店にご相談ください。

また、印章供養祭にご参加頂いた方には、お好きな文字を一文字だけ彫刻した、「一文字落款(らっかん)印」をプレゼントしております。当日その場で印章店の職人が製作致しますので、興味ございましたらお気軽にお越しください。

印章供養祭の様子

印章供養祭サンプルイメージ①供養祭を行う國前寺の正面
印章供養祭サンプルイメージ⑧組合員の集合写真
印章供養祭サンプルイメージ③ご住職によるお焚き上げ
印章供養祭サンプルイメージ④供養の様子
印章供養祭サンプルイメージ⑤一文字落款印製作中
印章供養祭サンプルイメージ⑥一文字落款印製作中➁
印章供養祭サンプルイメージ⑦印章塚。この下に埋納されます
印章供養祭サンプルイメージ②お預かりした廃印